下越山岳会11月山行
子持山
(経塚山 1,296.1m) 内山峠より山頂、往路下山
妙義山
  中ノ岳神社〜東岳〜鷹返し〜堀切〜中間道より駐車場に戻る



日 時  平成24年11月17日(土)〜同18日(日)
参加者 佐久間(QLO)、田邊(OII)、石井(NEN)、五十嵐(友)諏方(担当SL)、菅、LTQ(CL)
行き先  17日(土)  子持山
       18日(日) 妙義山 (中ノ岳神社〜金洞山〜鷹返し〜堀切〜中間道〜石門群)
天 候  17日(土) 曇り
      18日(日) 晴れ
装 備  秋山低山日帰
登はん用具:Φ8.5mm×50m・ハーネス・カラビナ・8環・ヘルメット(妙義のみ)
ナビ用品:GPS
防寒具:合羽で代用
飲み物:ポカリスエット500ML×1・水1L(各1日)
食料品:握り飯2個 調理パン(各1日)
残 量:
その他 子持山は夏靴、妙義山はアプローチシューズとした。

概要
昨年の会山行で妙義山のうち妙義神社〜相馬ヶ岳〜堀切を経て中間道で戻るコースを辿ったのだが、その先が残ってしまったので今年は
中ノ岳神社〜東岳〜鷹返しのコースとしたが、セットの軽い山行はどこにしようか?
資料を眺めていたら、子持山という妙な名前のマルチピッチのルートのある山があることを思い出した。
行ったことがないので、クライミングの下見を兼ねて行きたいなぁ・・・とぼんやり考えていて、ネットなどで調べたら丁度よいハイキングコースのよう
なので、妙義とのセットは子持山と独断と偏見と好みで決定した。


子持山
コースタイム 事柄 備考
11月17日(土)
05:30分 集合場所集発
08:23分 赤城IC
08:50分 7号橋上の駐車場着
09:05分 登山口発(700m) 涸れ沢に沿った登山道切り立った岩が意外な山容
10:21分 柳ケ峰(1,202m)
10:36分 山頂着(1,296.1m) なかなか眺望のよい山である
11:20分 山頂発        
11:35分 柳ケ峰(1,202m)  ここから大タルミへ向かう・・・・かなり急な斜面だ
11:52分 大タルミ(1,010m)  ここから8号橋を目指し下山。
12:24分 車道に出る(750m)
12:29分 7号橋上の駐車場着(700m)
国民宿舎 裏妙義へ移動

赤城IC〜松井田妙義IC 国民宿舎 裏妙義着 14:30

チェックインが15:00なので、先に入浴〜


屏風岩  これは、遭難対策上いいと思う
   
 子持山の一等三角点  子持山山頂の石碑
   
 赤城山方向 広い裾野印象的  山頂到着〜
   
 さて、下山しましょう  いかにも、関東の冬って感じだなぁ
   
 越後の山と異なり藪がない  下山しました〜
   


朝、05:30分に集合場所に集合出発。夜明けも随分と遅くなり、まだ真っ暗だ。
天気予報は今日は全国的に下り坂で、明日は冬型となり関東方面は間違いなく冬晴れの晴天。
さっさと、子持山を登り雨の降り出し前に下山したい。
田邊車と笹川車2台に分乗して、越後川口SAで一度休憩して赤城ICで高速から降りて子持山登山口へ。
登山口の道路は農道の様な細い道が交錯して判り難かった。

一度最奥のPまで行ったものの、小さく周回で廻るのなら一つ下のPが良い様なので下に下がる。
駐車場には2台の先行者の車。やはりここがメインなのかな?
準備をして早々に出かけるが、赤城ICから登山口までコンビニがなくて、行動食を買いそびれた。ペットボトルの水も500mlの2/3くらい。
同行メンバーのメシをアテにさせて貰うことにしたが、結果的には短時間で下山したのでどうにか間に合った。

お気づかいありがとうございました。

登山道に入ると直ぐに大きな岩場が目に入る。田邊さんが登山届の投かん場所で見つけてきた登山ガイドを見せて頂くと『屏風岩』らしい。
傾斜は強いけれど、剥離し易そうな感じがした。

涸れた沢沿いに地形図を眺めると7号橋上の登山口からは峠(996m)までは、沢筋を登山道が通っている。あまり我々の山域では見ない
道の付け方だ。やはり降積雪地との違いだと思う。登山道への自然環境からくる思想の違いだろう。
峠の少し下で18名の団体さんとスライド。

峠から上に上がると少しづつ視界が開けてくる。
しし岩には雨に降られたくないので寄らずに山頂方向へまっすぐ。

登山道にこまめに標識が付けられいる。救助要請の際、119番で標識の番号を伝えると広域消防ではその位置を把握している。という事の様だ。
こんなことからも結構、人が入る山だと感じさせる。
柳木ケ峰から先を眺めるとここからアップダウンを繰り返して山頂に至るようである。

山頂下には簡単なロープ場があり、ひと登りすると傾斜が緩んで山頂に到着。
山頂には祠、一等三角点がある、その他、石碑が置かれていた。
山頂からの眺めは、燧、白根、浅間、谷川、近くには榛名、赤城の広い裾野が伸びやかに眺められた。
やや雲の多い空が残念。冬晴れならもっと遠くまでクリアに眺められたことだろう。






妙義山
コースタイム 事柄 備考
18日(日)
07:00分 朝食
07:45分 国民宿舎裏妙義出発
08:30分 中ノ岳神社県営駐車場着(720m)
08:47分 登山口
09:04分 見晴らし台(870m)
09:32分 中ノ岳(1,030m)
11:25分 鷹返し(1,045m)・・・・・登りが酷い渋滞で下るに下れない。ひたすら待ちです。
12:15分 鷹返しからやっと下降開始・・・・ホンと身体が冷えてしまった。原因は登りの2名Pの女性。遅いPは進路を譲るべきだ。
13:15分 堀切(940m)
13:32分 堀切発
13:51分 中間道に入る(一度下りすぎて3分ほど登り返した)
14:35分 車道に出る(730m)
14:40分 中ノ岳神社県営駐車場着(720m)
20:00分 集合場所で解散


今日は素晴らしいお天気だ  中之嶽神社
   
 轟岩  駐車場を俯瞰する
   
 稜線をすすむ  急な斜面を登る智美ちゃん
   
 浅間山  相馬岳方向
   
 お〜い  このPの次の2人組が問題P
   
 さ〜どんどん下りましょう  鷹返しの梯子場
   
 中間道・・・よく作ったものです  石門群の奇岩
   


昨年に続く、妙義山。今年は昨年のやり残しの堀切〜金洞山の間
朝、ノンビリ起きて7時から朝食。シッカリ食べて出発。今日は素晴らしい青空。

今日のコースは駐車場〜中ノ岳神社から金洞山に上がって東岳、鷹返し〜堀切〜中間道〜石門群〜駐車場とした。
宿泊の国民宿舎、裏妙義を出発して水、行動食を購入して妙義神社前の道の駅で葱を購入しようとしたが、ブツはあるのだがレジが9時から
とのこと・・・・帰りに購入しよう。

中ノ岳神社下の県営駐車場に車を止めて準備をして、中ノ岳神社へ。お天気は良いものの、風が冷たい。
急な石段に息が切れそうだ。
中之嶽神社のすぐ奥に、轟岩。

急な登山道を辿ると見晴らし台。
見晴らし台を過ぎると、「危険・一般道とは異なり云々、岩登り経験者云々」と注意喚起の看板がでてくる。

鎖場を登って稜線に出た。先行パーティーは星穴岳を目指すそうだ。
ボク達は、堀切方向へ進む。稜線から南側を見降ろすと駐車場が見える。それにしても一気に高度があがった。
陽射しは暖かいのだが、風が強く寒い。まだ、寒さに身体が慣れていないのだろう。

痩せた稜線を注意して進む。実に快適な稜線歩き。
今日は新潟は冷たい時雨模様なんだろうなぁ・・・

さて、いよいよこのルートのハイライト『鷹返し』、鷹返しが正しいのか、鷹戻しと表記しているもののありどちらが正しいのか判らないけれど
まっ、今回は「鷹返し」とする。

登って来た方が、下が酷い渋滞です。という。
次に来たパーティの方が登れないで酷く遅いオバサンを連れた2人組みがいて抜くのに往生したという。
来た来た、問題パーティが・・・・鷹返しを登ってくるまで大変で、その後のトラバースでは膝をついて鎖にしがみついている。

遅いパーティーは後続に進路を譲るべきだ。
このパーティーも後続をドンドン先に出していれば、こんな渋滞をしないで済んでいたハズである。
10数名が鷹返し下で溜まっている。彼らが登りきるまで日陰で北風の吹きぬける鷹返しの頭で50分近く待っていた。
本当は、智美ちゃんに懸垂ロープのセットをして貰うつもりでいたが、後ろを見ると、下りも長蛇の列。

迷惑をかけるワケにもいかいないので、ボクがロープをセットして下る。
その下も、本当は懸垂で降ろしたいところだけれど、時間短縮のため鎖で降りてもらった。
登りのトンデモパーティーのおかげで、後輩への講習を割愛せざるを得なかった。

再度書くけれど、遅いパーティーは後続にルートを譲るべき。
そもそも、練習、トレーニングもしないで破線ルートに入ること自体問題があるんじゃないかな。

鷹返しを通過して堀切へ。
堀切で昼食を食べて下山開始。
少し下りすぎて、数分登り返す。
中間道に入ると団体さん。この団体さんも後ろの女性は譲るつもりなのだが、TOPを歩いているリーダーと思わる人は
譲る気がないらしい・・・・困ったもんです。
確かに、昔は、登山道は走るな、追い抜くなと言われたもんでした。
でも、今の時代ライト&ファスト。
遅いことは危険を呼び込むとされる。考え直して欲しいと思う。

さて、中間道を経て石門群の奇岩を眺めながら下る。
ほどなくポンと車道に出て、駐車場まで歩く。

道の駅妙義で下仁田ネギを買って、赤城SAで給油、越後川口SAで食事をとって集合場所で20:00に解散。

事故もなく楽しく初冬の関東の山を楽しんだ2日間でした。
どちらかといえば、妙義神社〜堀切より、今回のルートの方が全体を通して距離は短いが少し悪いという印象だった。





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